「公式の意味を理解しないまま使う姿勢こそ実は知的ではないのか」だの「アフリカにAIに全経済政策を委任する新国家を樹立させるべき」だの、そういう教育に関係したりしなかったりする面倒臭い議論に毎度付き合ってくれる有難い後輩がいて、日付が変わるまで話し込む。
と、数年前に卒業した元教え子がフラッと訪ねてくる。夏休みの宿題が終わらないので徹夜合宿中なのだそうだ。「先生、変わんないっすね」だ、そうだ。「もう30だぜ」と、返す。
結局深夜の帰路、音楽が欲しくなってSpotify探ると、銀杏BOYZが新曲を出している。カップリングは『円光』。もしやと思った通り、大好きな『援助交際』のセルフカヴァー。
当然のように泣く。
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